Tanabata Project

たなばたのためのプロジェクト

第一弾 「七月七日に」


 

「私の願いのイメージは、朝、目覚めたらぱっと叶っているような魔法のようなものではなくて、小さな変化の積み重ねや、ちょっとずつ自分から近づいてゆくこと」

日頃から作者が使っていたという針金のおさかなくんは、作者の願いを表わしている。それはいつの日か「海」にたどり着くかもしれないが、むろん、たどり着かねば「ならない」わけでは決してない。またそれが「途中」だったのかどうかは、最後の最後まで、わからない。おさかなは、そんなことを語る私のそばを、すいすい気持ちよさげに通り過ぎてゆく。

願いの海まで川を泳いでいる途中

 


びいるの飲めるけんしあわせたい

 

 

 

ファインダーの向こう側に…

 

おそらくは夫婦で送ってきてくれたのだろう、この対照的な筆跡と「もの」は、すっかりおやじになってしまった作者の写る、左に示したような七夕飾りにつけられ、7月7日を福岡の作者の店頭(写真現像店)で過ごしたものと思われる。子どもたちの「計算がはやくできますように!」「ピアノがうまくなりますように」という願いにまじって、ビールの栓は道ゆくひとびとにどう受け止められたのだろうか。

 

 

next

back

tanabata project

home