ドキュメンタリー
「ヤカオランの春 〜あるアフガン家族の肖像〜」せんだい上映会
主催:「ヤカオランの春」せんだい上映委員会

開催主旨

9.11」以前、99年から03年まで、アフガニスタンおよびパキスタンの難民キャンプに取材したドキュメンタリー「ヤカオランの春 あるアフガン家族の肖像」(川崎けい子・中津義人監督/2004年/文部科学省選定 少年向、青年向、成人向/平成15年度東京ウィメンズプラザ民間活動助成対象事業)を、仙台の地で、仙台市民の手により、上映いたします。
 本作品は、過激な映像をいっさい使うことなく、アフガニスタンという、ともすると常に戦乱とともに語られてきたこの国の争いが、いかにして起こり、20年以上にわたってつづくことになったかを、説得力ある筆致で、淡々と描いていきます。この作品のタイトルでもある「春」とは、そのような争いの中にあって、人々が守ろうとした希望そのものをさしています。
 作品を通して、広く開かれた国際都市仙台の、平和や国際理解への目が、さらに開かれていくことを目的に、上映会およびそれに関連した企画事業を行いたいと思います。

 

開催内容

1.ドキュメンタリー「ヤカオランの春」上映会
2004年11月3日(水) 昼の部:2:30〜 夜の部:6:00〜
せんだいメディアテーク7Fスタジオシアター(180席)
入場料 おとな1000円 小中学生500円
上映後、川崎監督によるトークなどを予定

2.川崎けい子写真展「ヤカオランの春」
@仙台市市民活動サポートセンター(仙台市青葉区本町)
 2004年10月27日(水)〜11月7日(日)
 ヤカオランを中心とした、14〜15枚程度の写真パネルを展示
Aカフェ・モーツァルト(仙台市青葉区一番町)
 2004年10月22日(金)〜11月7日(日)
 ヤカオラン以外のアフガニスタンを中心とした、6〜7枚程度の写真パネルを展示
@Aとも、入場無料

 

「ヤカオランの春」について

 

●監督プロフィール

川崎けい子(かわさきけいこ)

1960年茨城県生まれ。茨城大学教育学部卒。保健、福祉、国際問題等の教養・教育ビデオの脚本・演出作品多数。1999年よりアフガン難民やアフガニスタン人の写真とビデオ映像を撮り続けている。写真絵本「この子たちのアフガン」(オーロラ自由アトリエ)、ビデオ作品『アフガニスタン難民〜平和を知らない子どもたち』(2002)『アフガニスタン難民〜いまを生きる女性たち』(2002)など。

 

中津義人(なかつよしと)

1946年生まれ。法政大学社会学部卒。中日映画社を経てフリーランスの監督・脚本家に。映画『がんと食生活』(科学技術映画祭長官賞)『ふるさと見聞録釧路四季物語』(毎日産業映画コンクール奨励賞)、テレビ朝日「素敵な宇宙船地球号」国際版の演出、映画「日本の戦争シリーズ」(東映株式会社教育映画部)の脚本・監督など。

●取材データ

1999年4月〜5月 パキスタンの難民キャンプ、ペシャワール
2000年3月〜4月 パキスタンの都市、アフガニスタンのカブール
2001年3月    パキスタンの難民キャンプ、クエッタ
2002年1月    パキスタンの難民キャンプ、ペシャワール
2002年10月   アフガニスタンのカブール、マザリシャリフ、ヤカオラン
2002年12月   パキスタンの難民キャンプ、カブール、ヤカオラン
2003年3月    パキスタンの難民キャンプ
2003年5月    カブール、ヤカオラン
2003年9月    パキスタンの難民キャンプ、カブール

 

●作品データ

川崎けい子・中津義人共同監督作品
企画・制作:川崎けい子、中津義人 / 取材・写真:川崎けい子 / 脚本:中津義人
撮影:堀田泰寛 JSC、川崎けい子 / 音楽:蟠龍寺スタジオ 吉田哲、児島由美
モノローグ:高塚玄/ ダリ語翻訳:駿渓トロペカイ/ ダリ語朗読:駿渓ナーデル
制作:「ヤカオランの春」制作の会
制作協力:RAWA(The Revolutionary Association of the Women of Afghanistan)
平成15年度東京ウィメンズプラザ民間活動助成対象事業
文部科学省選定(少年向、青年向、成人向)
2004年/ドキュメンタリー/カラー/ビデオ/85分

制作趣旨

アフガニスタンは、建国以来、イギリスやロシア、アメリカなどの大国、さらに隣国イランやパキスタンなどに翻弄され続けました。1979年のソ連の侵攻、そして十年後の撤退、さらにその後も絶えることのない20年以上にわたる内戦によって、やむなく国を逃れる難民も絶えることがありませんでした。そして戦いと難民が日常化してしまったこの国はやがて、世界から忘れられた国となりました。
こうした状況に対して、多くのアフガン難民は言います。「戦争前は、平和でよかった」と。しかし「平和でよかった」と思われた時代に重大な問題があったから、戦争をまねいたのです。多くの人々が漫然と「平和」だと思っている間に、問題が悪化し、気がついたときには戦争に突き進むしかなくなっていたといえるでしょう。それは日本の現在とも重なり合う状況なのです。アフガニスタン内戦の原因は、何だったのでしょうか?そして、なぜ、20年以上も戦いが続いてしまったのでしょうか?長期にわたる戦争は、社会や人々に何をもたらしたのでしょうか?
アフガニスタンでは長い間、女性は男性に従って生きるものとされ、多くの女性は読み書きを学ぶことすら許されませんでした。それは、力の強いものが支配し、服従を強いる社会でもありました。こうした社会のありようが、内戦の一因だったのではないかと思います。アフガニスタン内戦の原因が、今なお未解決であるなら、再び同じ悲劇を繰り返すことになるかもしれません。アフガニスタンに悲劇をもたらした原因が何だったかを見つめることで、「平和」に潜む罠の存在を提示したいと思います。そして、アフガニスタンや日本、世界の国々で、同じ悲劇を繰り返さないために、わたしたち一人一人に何ができるのか、何をすべきなのかを考えるきっかけになればと願い、「ヤカオランの春〜あるアフガン家族の肖像」を制作しました。

企画・制作 川崎けい子 中津義人

 

「ヤカオランの春」せんだい上映委員会について

開催主旨に基づき、仙台市民により2004年5月に結成、活動を開始しました。

●連絡先
仙台市青葉区片平1-3-2ドミー向城ビル907号「ヤカオランの春」せんだい上映委員会
 電話070-5621-2301  e-mail erigolbun@ybb.ne.jp
 URL http://www.geocities.jp/erigolbun/yakaoran/
 連絡担当者 門脇篤

●上映会までのスケジュール

活動予定

仙台での主なイベント

5月

・上映会設立
・上映会場、写真展会場予約
・各方面に相談

・青葉まつり

6月

・HP設置
・協賛、後援のための企画書作成
・ボランティアスタッフ等募集開始
・仙台市民芸術祭参加書類提出

5/25-6/21山本敏晴写真展「彼女の夢みたアフガニスタン」

6/12-18「紛争の地から」高橋邦典写真展

7月

・協賛、後援集め
・ボランティアスタッフ等募集

 

8月

・協賛、後援集め
・仙台国際交流教会助成申請
・上映会第一回ミーティング(企画全般の説明など)
・チラシ、ポスター、チケット内容の決定
・雑誌社へ取材依頼

・前売り券の販売開始

・仙台七夕
・TANABATA.org

9月

・チラシ、ポスター、チケット印刷
・上映会第二回ミーティング(チラシ、ポスター配    布、チケット販売についての説明など)
・チラシ、ポスター配布

・定禅寺ストリート・ジャズフェスティバル

10月

・上映会場との打ち合わせ
・上映会第三回ミーティング(写真展、上映会最終確認等)
・各種メディア(テレビ、ラジオ、新聞、ネット)への取材依頼、告知
・上映会で配布する資料作成
・川崎けい子写真展の開催

・仙台市市民芸術祭

11月

11/3 上映会開催
・上映会についての報告書作成
・上映会第四回ミーティング(報告など)

・仙台市市民芸術祭
・11/3 杜の都のアート展

 

●上映会運営予算

支 出

上映会場費・機材

60,000

チラシ・ポスター・チケット制作費

100,000

作品賃借料

80,000

監督講演会費用

30,000

送料、雑費

10,000

合計

300,000

 

収 入