sleepers

中本誠司現代アート週間公募展
Seishi Nakamoto Contemporary Art Week
at Sendai Mediatheque
2003/7/18-23


 

着彩された枕木とレンガの下には宮沢賢治が、素のままの枕木とレンガの下には井上陽水が、それぞれ引用してある(下段参照)。

嶋本昭三賞をもらう。副賞として氏の色紙をいただいた(もらった色紙はこちら)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初日の昼休みにバイト先を抜け出して写真を撮りに行く。何か人の入りが少ないと思っていると、あとで気づいたのだが、嶋本昭三先生を迎えてのテープカット直前だったようだ。
写真中央に見えるのは、ひたすらテレビゲームをする少年。作品の一部かと思えてしまうのは、会場がつくりだす独特の雰囲気から。
写真奥の大きな部屋は、故中本誠司氏の大作を展示したスペースで、照明を落とした展示が、一見力強く奔放な氏の世界に通底する、思いもよらないほどに内省的な一面を浮かび上がらせる。

 

 

公募展には、2点出展した。右の写真左はしにこの"sleepers"、右はしに「七月七日に」。

雨ニモ負ケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラツテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジヨウニ入レズニ
ヨクミキヽシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病氣ノコドモアレバ
行ツテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ツテソノ稻ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ツテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクワヤソシヨウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボウトヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハ
ナリタイ

宮沢賢治

 雨にも風にも負けないでね
 暑さや寒さに勝ちつづけて
 一日、すこしのパンとミルクだけで
 カヤブキ屋根まで届く
 電波を受けながら暮らせるかい?

 南に貧しい子どもが居る
 東に病気の大人が泣く
 今すぐそこまで行って夢を与え
 未来の事ならなにも
 心配するなと言えそうかい?

 君の言葉は誰にもワカンナイ
 君の静かな願いもワカンナイ
 望むかたちが決まればつまんない
 君の時代が今ではワカンナイ

 日照りの都会を哀れんでも
 流れる涙でうるおしても
 誰にもほめられもせず、苦にもされず
 まわりの人からいつも
 デクノボウと呼ばれても笑えるかい?

 君の言葉は誰にもワカンナイ
 慎み深い願いもワカンナイ
 明日の答えがわかればつまんない
 君の時代のことまでワカンナイ

     井上陽水

 

 


 

せんだいメディアテーク。
伊東豊雄の手による総ガラス張りのこの建物の完成によって、仙台市におけるアートの展示環境は格段によくなった。

 

 

最初、仮に行った展示。その後 上記のようなものになった。

 

 

 

 

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