もとまちアート海廊
Motomachi Art Walk

本町通り商店街での展示
PartU

2007年7月1日〜8月10日


 

まちのアートも大奮闘しました。
こちらの伊万里焼の店「ひろ埜」さんでは、ルーブル美術館収蔵品と同じ窯で焼いた伊万里焼を「ルーブル美術館収蔵品姉妹品」と解説付きで展示。まちのキュレイターとして大奮闘です。

塩竈の地酒はほとんどそろっている「熊久商店」さんは、店主の熊谷さんが「塩竈商人塾」でコンサルタントにアドバイスされたという手書きによるお酒の説明の成果を「熊久書展」として披露。
これがなかなか味があっていい字なんです。「生の誘惑」などのコピーも、それっぽくて言い知れぬ味が。

 

 

毎日が縁日、「やまだや」さんには今日も子どもたちが集ってます。まさにまちのアート展示場です。
しかも店主の伊勢さんは絵手紙指導もしているまちのアーティスト。

↑伊勢さんの「常設展示」も見られます。

→やまだやさん隣の空き店舗にはかわいいと人気の白い犬ちゃんが。会期中、ときどき車椅子の人と散歩しているのを見かけました。いつもはここで車椅子の上に寝ています。

 

 

ふたたび、アーティスト作品に戻りましょう。
こちらはちびっこたちの社交の場、塩竈で一番子どもの集まるスポット「タンヨ玩具店」。カードゲームの大会が毎週のように開かれています。
ここのショーウィンドーを使った作品が、茨城在住のアーティスト・守屋誠太郎さんの「プリンの話」。
※ミッキー、ミミーは後でちゃんと撤去しました。

 

阿部平かまぼこ店隣の梅花堂本町通り店には、仙台在住のアーティスト・高橋健太郎氏の彫刻作品が設置されました。
今にも咲きそうなつぼみが「梅花堂」というお店の名前とマッチしています。

 

伊万里焼の「ひろ埜」さん隣の空き店舗(通称「エルフィン跡」。「エルフィン」さんは駅前に移転されたそうです)を、まちの方が大家さんに掛け合ってくれて、会期中借りることができました。
ここでは週替わりのギャラリーをやろうというプランもあったのですが、借りられるとわかったのがあまりに会期直前だったため、主に私・門脇の展示と、会期後半には市役所商工観光課の職員の方がたの企画による、かなり意欲的な展示が行われました。

下が「写実的」な作品群で、ホンモノの流木や落ちいていた木と、それをもとに紙ねんどとテンペラでつくったものたちです。
私はこういうものをホンモノそっくりに再現することを「リアル」だと感じていました。絵画も基本的には同じ考え方で、風景を写実的に写し取ることが、リアルだと思って取り組んでいました。

私の展示は、「モノとしてのアートから関係性としてのアートへ」と題して、私が「まちとアート」をテーマに取り組む以前につくっていた「写実的」な作品と、今回制作した、新しい本町通りの「出航」を記念する毛糸の作品とを並置してみました。

ところが、アートに関心も何もない人たちの中でアートをやる機会があり、それがとてもリアルなものに感じられ、それ以降、そうした「リアル」を追い求めるようになりました。
それがこの毛糸であり、本企画「もとまちアート海廊」なわけです。

 

 

 

本町通りはひなびた味わいのある通りで、ふと不思議な表情を見せたりします。生活と歴史がとけあった空間です。

 

 

本町通りの人気のお店「おさんこ茶屋」では、アイロンビーズ作家のyummy!さんが、アイロンビーズで立体的なおだんごを表現。かなりおもしろいものができました。

 

 

 

奥州一宮塩竈神社へ至る男坂。ものすごく急でしかも長いんですが、ここを年に3回ほど、おみこしが上り下りします。
そのうちの一回が「もとまちアート海廊」会期中に行われました。塩竈のもっとも大きな夏のお祭り「みなと祭り」です。

 

本町通りの東の端は、新しい県道とぶつかり、すぐに塩竈神社へ至ります。このあたりにも、阿部勘酒造や荻原醸造さんなど、ステキなスポットが並んでいます。

 

 

この日、私は午後から塩竈入りしたので、おみこしはすでに海上に出てしまった後でしたが、塩竈市長がハーレーで現れたり、ちびっこたちのパレードありと、本町通りの目を疑うようなにぎわいを目撃することができました。


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