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個展もあと2日をのこすのみとなったが、今日明日とも共同制作の予約はなし。ひとりでつくりはじめるが、週末ということもあり、つくっているとギャラリーを訪れる人がけっこう切れ目なくいて、制作のようすを見ていただいたり、ときにはいっしょにつくってもらったり。
左はカズくんとその母。ピンと張った毛糸による壁を一面つくってみたものの、単調な感じがするので斜めにもう一面入れようとしているところにうまくあらわれ、壁の向こう側に毛糸を投げ入れるのを手伝ってもらった。
「こんなのはじめて!」と喜んでいたが、たぶんやったことのある人の方がだんぜん少ない。でもそういう「世界」の地平にまだ降りてないから、その言葉はとても無垢なものだ。そして何かに驚くということの喜びとは、そういう無垢なものだろう。
ところで個展を開くことの楽しみは、訪れた人とあれこれ作品やアートについて話をすることができることで、アート・イベントなどでもそれはできるけれども、私の場合、制作に手いっぱいで常に広大な展示エリア内を移動していたりするので、鑑賞者に会いはぐれたりする。その点、このくらいのスペースで待っていれば来た人を見逃すはずもないし、また来た人はだいたい私の作品かギャラリーを見に来た人なので(アート・イベントの場合、場所によってはただの通行人なのか見分けがつかない)、話がしやすいように思う。
訪れた人は、自分でも何らかのアートをつくっているという人が多く、そのとき残念なのは、どんなのをつくっているのか言葉で聞いてもほとんどの場合、よくわからないということである。アートをやっている人が出会えば、自分が何をつくっているのかという話になるはずなので、ぜひ作品ファイルを持ち歩くといいと思う(といって私がひとの個展に自分のファイルをもって行くかどうかはわからないが)。
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