print
版 ・ 画


 

 

 

 

 

 

 

紙ねんど、テンペラ
M20号

 

 

制作意図

本作品は、板を紙ねんどに押しつけることでその表面を転写し、これにテンペラで板表面のようすを着彩、描写したもので、見つけた板や流木、レンガや石といったものを「もうひとつつくる」という作品シリーズの新作です。

  本作品を第1回大黒屋現代アート公募展に応募してみました。
ある時、私は里山に落ちていた使い古しか何かの板を見つけ、非常に美しいと思い、それと同じものを「もうひとつつくる」ことにしました。方法としては、紙ねんどで板の形を成形し、それにテンペラで色を塗る、というものです。
それまで何年か私はテンペラや水彩で風景がを描く、ということをつづけてきましたが、それは平面上に、あるまとまった空間をうつしとるという行為であり、行為としてはそれが平面でなく立体に、主題が風景でなく風景を構成する板や石になったというだけのことで、私にとってそれは絵画の延長上にある、とても自然なこと、「絵画」以外の何ものでもないもののように思われました。
本作品は、これまで描く対象を塑像のように成形し、これに着彩してきたものを、板を押しつけてその表面を転写することで、成形を描こうとする対象自身に求め、これに着彩するという点で、これまでのシリーズを一歩進めたものです。
タイトルの「版・画」は、版によってできた絵、という事態そのままを表わしています。
   

 

 

つくっているところ

 

 


still life

works

home