虹のたもと、
通り道
The Rainbow Yarn on the Way

New Art Competition of Miyagi 2005
ニュー・アート・ コンペティション of Miyagi
2005/7/8-19
せんだいメディアテーク 6Fギャラリー

虹をかける練習


 

展示のために、毛糸を結ぶ練習をする。ちょうど移転したばかりの私がやっている塾が、まだ荷もそろわずがらんとしていたので、ここで実際の3分の1くらいのスケールの模型をつくっていった。

材料の毛糸は、シーズン・オフとあって、いつも買う税込み105円くらいの激安商品が品薄で、それにせっかくの屋内展示でもあるので、奮発して1玉346円の毛糸をチョイス。

きれいに色を並べて、あつみも立体的に表現してみたのが右。同時に椅子を天井から下げる展示の実験もしていたので、偶然上下のラインが重なっておもしろい効果が見られた。が、性格的にどうもこういうきれいな、たとえば「計算された」みたいな感じの形容がつくようなものは、自分でない人がやるならおもしろいと思うのだろうが、私がやるべきものではないように思えて、結局下のような、プランどおりのものをつくることにする。

 


虹の下で勉強する塾生わたるくん


虹をつたう少女りょうこちゃん

 

これらをつくっていて、上を向いて歩こうとか、仰ぎ見るとか、上を見ることはおそれおおいものや、希望に満ちたものを見るしぐさで、下を向くとか、見下ろす、見下すといったしぐさはその逆、といった意味を与えられているが、これは文化的なものだけではなく、生物学的なものでもあるような気がしてくる。毛糸はりとは言いながら、実際はあれこれ天井付近の毛糸をながめながら考えている時間が長いわけで、そうして上を向いていると、1時間もしないうちに首ににぶい痛みを感じるようになる。からだの構造として、上を長時間向いているようにはできていないのではないか。たとえば猫も高いところにのぼって下を見下ろしたがるが、あれもえらぶって上から下を見下ろしているのではなくて、上を向くのがたいへんなのではないだろうか。肩をもんでやるとすごく喜ぶし。


虹のもとでなごむふたり


塾生のいたずら


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