花火に火薬を仕込むように、毛糸玉を巻いていく

 

 

Lifetown Art Tour 4th TRIP 参加作品
produced by "GROUND"

毛糸をたどる旅

2003/12/12-14
クリスロード 
せんだいメディアテーク

 

展示のようす


最終日の午後4時。私はクリスロードのほぼ中央にあたるマクドナルド前で、ひとつのパフォーマンスを予定していた。それはマクドナルドのまわる看板に、私の展示である毛糸を巻き取らせていく、というもので、訪れた方によって結んでもらった毛糸を、巻き取る毛糸に使えたらいいだろうなと思っていた。しかし思いのほか結んでもらった毛糸が短かったため、上のように、私が毛糸玉をつくることにした。これを右図のように、アーケードの柱についているライトの枠を通して看板へとつなげ、巻き取っていく、というものである。マクドナルドのMはメッセージのMであるとともに、こうして毛糸をはじめとした思い出(メモリー)の塔になるわけだ。
閉店後に行った実験ではとてもうまくいったのであまり心配はしていなかったのだが、実際とてもうまくいったと思う(自分でいうのも何だが)。ゆっくりと巻かれていく毛糸、それはとても美しい光景だった。それはたとえば、語の読み替えとか、変質のようなものに似ている。私たちは、ある語を読みかえていくことによって、新たな何かを得ることができるのではないだろうか。毛糸を巻き取っていく、一般には広告塔と呼ばれているその看板をながめながら、強く私はそう思った。

 

 

 

道ゆく人々が、不思議そうにながめている。このことは、どんな風に見えただろう。

 

 

アート・ツアー終了後、会場をせんだいメディアテークにうつし、セリユキヲ氏を迎えての「講評会」。なぜか突然こうした「催し」にメタ部分が付加されることへの違和感。
と、こうしてここ数日間の疲れからくる風邪をおしつつも、この後、ひとり毛糸の展示のあとかたづけに取り掛かる私でした。右は無事、あとかたづけも終わった深夜近くのクリスロード。まるで何ごともなかったかのよう。

 

雑誌「COLOR」掲載記事

 

 

展示企画

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